リチウムイオン蓄電池からの火災に対する注意喚起について
近年、リチウムイオン蓄電池からの出火が増加しています。
令和5年中に発生した製品火災の調査結果によると、製品火災182件のうち62件がバッテリー及びバッ
テリーを含めた電気製品によるものでした。
リチウムイオン電池は、可燃性の有機溶剤の電解液を使用しているため、衝撃等により電池内部で短絡
して出火する危険性があります。
【火災を防ぐために】
1 使用する前に取扱説明書をよく確認する。
2 衝撃を与えないように適切に取り扱い、むやみに分解しない。
3 製造事業者が指定する充電器やバッテリーを使用する。
4 充電する際は整理整頓された場所や不燃性のケースなどに入れて充電をする。
5 充電器の接続部が合致するからといって、充電電圧を確認せずに使用しない。
6 膨張、充電できない、バッテリーの減りが早くなった、充電中に熱くなるなどの異常がある場合は使 用をやめ、製造事業者や販売店に相談する。
7 製造事業者の問合せ先の記載がない製品や販売店や製造事業者の連絡先に電話がつながらない製品も あるので、製品を購入する際には慎重に検討する。
8 熱のこもりやすい鞄の中などでの使用を控える。
9 万が一の被害に備えて不燃性のケースなどに収納する。
10 処分する際は、製品の取扱説明書をよく確認する。
11 不用品を処分する際は、地域のごみ回収方法をよく確認する。
【万が一発火した時には】
電池から煙や火花の飛び散っているときには近寄らず、火花が収まってから消火器や大量の水で消火するとともに119番通報してください。
リチウムイオン蓄電池に係る防火安全対策のポイント(PDF 421KB)